普段は年回忌法要などご法事についての投稿を控えておりますが、本日のご法事については、ご紹介したく思います。

「私は父の顔を知りません。父の為に法事を営みたいのです」と。米寿を迎えられたお方様の願いでした。お生まれになると直ぐに、お父様は戦地へと出兵されたとのこと。先の大戦でのご戦死であられました。遺児として、ご苦労なさったことと思います。88歳の米寿、おめでとうございます。先立たれたお父様は、尚のことお喜びであろうと思います。ずっと見守っておられたことだと思います。「父の法事を営みたい」との思いが本当にありがたく、また、ご家族皆様の気持ちも繋がって素敵ですね。私どもも感動した次第です。このように、決まった年回忌に関わらず、ご法要を営むことは出来ますよ。嬉しいことがあると、報告したくなるご先祖様。先立たれた大事なお方様に心向ける幸せを、大切にしてまいりたいものですね。