先日ご法事をなさったお宅様です。「お仏壇の横にお雛飾りをしては失礼でしょうか」とのお問い合わせをいただいておりました。ご法事に、ご家族ご親族様方が遠方からもお帰りになります。お集まりの皆さん一緒に、法事も初節句のお祝いもなさりたいと。初節句のお祝いを、お浄土にいらっしゃるご先祖様もご一緒にと。なんて素敵なご提案だと思いませんか。「雛飾りを目隠ししてご法事に集中出来るようにとの考えもあろうかと思いますが、雛飾りがあることでよりお念仏を称えることが出来るのであればその方がよろしいのです」とお答えしました。お浄土にいらっしゃる皆さまも、お喜びだったことと思います。初節句を、一緒にお祝いされたことでしょう。

今この世でご縁をいただいている「緯（横）のともいき」。ご先祖様から私たち未来の子どもたちへと繋がる「経（縦）のともいき」。経と緯が織りなす大きな「ともいき」の幸せを、大切に過ごしたいものだと思います。

写真に写っておりますのは、寺庭婦人と、ホストファミリーとしてご縁をいただいだ香港出身の娘です。ちょうど、米子の家にも10年ぶりの里帰りをしておりました。二人がお邪魔させていただき、ありがとうございました。