紫雲山 迎接院
設立は元禄年間。藩政時代、明治とかけて浄土宗夜見説教所として存し、昭和22年4月に知恩院末として伊藤麟雄上人が開山。
当寺に次の本尊縁起が伝わる。享保12年米子市灘町に住む喜和助という浄土宗の熱心な信者が中海より漁網で阿弥陀仏像を引き揚げ家に祀るも、「我は汝に揚げられし弥陀の化身なり。宿縁ありて夜見に行く身なり。」との夢諭しを受く。また夜見開拓の三代目・森六郎右衛門も同じく夢諭しにてこの像の存在を知り、喜和助から譲り受け迎接院の本尊にしたという。
本尊 阿弥陀如来
ご本尊縁起
江戸時代より伝えられる迎接院のご本尊縁起は、「新修 米子市史 第9巻」にも記載されております。
後世にも長く伝えるため、平成30年に「ご本尊 阿弥陀如来縁起」として紙芝居を作成しました。
芋代官碑(市指定文化財)
芋代官碑
芋代官碑(芋塚さん)
「米子市指定有形民俗文化財」
薩摩芋の導入で飢饉から人々の命を救った、井戸平左衛門正明公の遺徳を偲ぶ代官碑。
朱印と御守
基本
春彼岸
秋彼岸
秋彼岸
元旦
朱印
ご希望の方には、朱印をお授けしております。お写経されたものをお寺に収められる「納経」の証として。また、お寺にお参りいただきご本尊様とご縁を結んでいただいた証として。朱印帳にその場でお書きする「直書き」と、予め書いてあるものに日付を入れてお渡しする「書き置き」がございます。「直書き」をご希望の場合は、僧侶が不在の場合もございますので、前もってご連絡いただけますと助かります。
年越しから元日初参りの「修正会」、秋彼岸中日の「佛さまと弓浜手作り市」等では、限定の朱印をお授けしております。お参りの証にと、お参りのたびに朱印を求められる方々もいらっしゃいます。限定の朱印はその時毎に変わる事があります。
朱印冥加金 300円
朱印帳のご用意もございますので、お問い合わせください。
写経御守
当山の御守は、写経御守です。ご自身で「南無阿弥陀仏」のお名号をお書きいただいたものを、住職が開眼(魂入れ)して守り袋に納めます。幼いお子様には、写経を手形で納めていただくこともでき、喜んでいただいております。大人はもちろん、お子様には成長に合わせて、御守をお持ちいただくことができます。
写経御守をご希望の方は、準備がございますのでご予約いただきますようにお願いいたします。尚、秋彼岸中日開催の「佛さまと弓浜手作り市」には、毎年写経御守をご用意しております。
写経御守冥加金 500円
開山堂
当山には開山堂がございます。開山上人(初代住職)とともにご先祖様をお奉りする位牌堂です。当山でも、開山潮誉麟雄上人並びに歴代上人、そして檀信徒各家のご先祖様をお奉しています。朝6時からの本堂でのお勤めにつづき、開山堂も毎朝ご回向いたしております。お寺で毎日僧侶がご供養し、また檀信徒の皆様それぞれがご先祖様に手を合わせ心通わせる場所のひとつが、開山堂でございます。遠方にご在住の方からも、「毎日お寺で拝んでいただけることがありがたいです」と、お言葉を頂戴いたします。現在は開山堂の位牌檀に空きがございませんが、ご利用希望の方は、ぜひご相談ください。
共同利用墓「倶會一處」
迎接院には共同利用墓「倶會一處(くえいっしょ)」がございます。
近年、個人のお墓を持ちにくくどうしたらよいかとのご相談が増えました。それぞれに、様々な理由があってのことです。
そこで、平成25年に、共同利用墓「倶會一處」を建立しました。
ご自身はもちろんお子様やお孫様が世界のどこに暮らすことになっても、その度にお墓を移動することなくご利用が出来ます。
また、ご自身のために利用されることも可能です。「迎接院にあるわが家の(私の)お墓」として、既にご利用が始まっています。
遠方にお住いの方も、近くにお住いの方も、それぞれに可能な範囲で大切にお参りくださっているお姿がありがたいです。特に、小さなお子様が懸命に手を合わせておられる姿には感動致します。先立たれたご先祖様がお孫さん(ご子孫)を護り導きお育てになっていらっしゃることを実感します。
お墓についてそれぞれのご相談にも応じますので、お気軽にご連絡ください。お墓に関する不安を除き、安心の中でともに暮らしてまいりましょう。
「倶會一處」とは、『阿弥陀経』に説かれている「お念仏を称え極楽へ往生したなら、先に往生された方々にまた再会できる(倶(とも)に一つの場所で出会う)」という教えです。
迎接院の願い
私たちはともいきの暮らしを地域のみなさまと一緒に育てて行きたいと願っています。
世界のどこに暮らしていても、お寺があなたの幸せを願っています。 「我が家のお寺」としてぜひ皆様も一緒にお寺の繋がりにご参加ください。
檀家さんだけでなく全てのみなさまと一緒に参加できるイベントも行っています。