浄土宗
紫雲山

迎接院ブログ

和顔愛語先意承問
寺子屋サロン
 
煎茶サロン、今日から11年目に入りました。
平成25年5月1日に第一回目の煎茶会を開催してスタートした煎茶サロンですが、10年を超えて11年目に入りました。お休みの方もいらっしゃいましたが、今日のお稽古会は、本当に感無量でした。「11年目のお点前ですよ」と、楽しくお稽古致しました。
今日のお菓子は、菓子はなさんの抹茶羊羹を「青楓」としていただきました。玉露との相性バツグンで、とても美味しかったです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お床には、8日の「花まつり」以来、塚本善隆上人嵯峨野清凉寺ご住職代の書、「和顔愛語」を掛けています。お点前中はまだマスクを付けましたが、今日は久しぶりに皆さんと一斉にマスクを外してお茶をいただきました。全員一斉の「ご一緒に!」のお茶は久しぶりでした。マスクを外して笑顔の交換は、正に「和顔愛語」の尊さを実感します。
「和顔愛語」とはお経の一節です。『観無量寿経』の「四誓偈」に続く一節に説かれている法蔵菩薩のお姿です。お経には、「和顔愛語 先意承問」とつづきます。「和顔愛語して、意(こころ)に先だって承問す」。人に接するときは柔軟な表情でやわらいだ笑顔を示し、親愛の情を込めたおだやかな言葉で話しかけることに加えて、相手の心持ちを先んじて知り、その意を満たしたいとの気遣いや心を配ることを説いています。たとえ自らの意に沿わないことであっても、先ずは相手の心持ちを慮ることの尊さを説いています。出来るようで中々難しい菩薩行ですが、日々心にとめて生きてまいりたく思います。煎茶サロンは、「和顔愛語 先意承問」のひとときでした。
 
 

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