この小石は、どこで生まれて、どこを旅して、どんな風にここへ来て、今私の手元にあるんだろう。川の流れに削られて、角が取れて丸みをおびて。石の人生を思い、私の人生と交わった、今このときの幸せ。
今日の寺子屋サロンは、楽しみにしていた「クリニカルアート講座」でした。いつもお世話になっている井澤先生に加えて、今日は吉井先生と神庭先生もお越し下さいました。小石を手に取り、石の人生を五感で感じることから始まるアート講座です。「小石のフォルメン」扇子仕立て。
始まるときにはドキドキと少しの不安も起こります。上手にできるかな。しかし、先生のご指導に従って、目の前の表現を楽しんでいるうちに、あらあら素敵な扇子の出来上がり。悩みながら取り組んだ方ほど、出来上がったときの喜びは大きくて、その感動をみんなで分かち合えるのも、喜び大きいクリニカルアートの魅力です。完成した全員の作品を並べて、鑑賞会がまた楽しくて。どなたの作品も素敵なのです。それぞれの個性があって、魅力的。
今日の作品は、3月24日から開催の「迎接院作品展」でご紹介する予定です。お楽しみに。
井澤先生、吉井先生、神庭先生、お世話になりました。最高に楽しかったです。ありがとうございました。