
智者のふるまいをせずしてただ一向に念仏すべし (法然上人ご遺訓一枚起請文より)
今日は、お念仏会でした。迎接院では、毎月25日にお念仏会(別時念仏会)を開催しております。浄土宗宗祖法然上人の祥月命日が一月二十五日であることにより、日時を25日に定めているのです。正に今日、1月25日が御命日。本日のお念仏会は、法然上人814回忌のご法事「御忌会」として勤めました。ご参拝の皆さまと一緒に、心を込めてお念仏をお称えしました。詠唱奉納もして、法然上人に感謝申し上げました。
法然上人はご自身の聖地を定めず、「お念仏の声がするところは、すべて私の遺跡であります。」とおおせになりました。ここ迎接院も、小さいながらご遺跡の一つとしていただけるとありがたいことなのでございます。そこで、今年も全国浄土宗青年会主催の同時同行念仏会にエントリーして、国内外の多くの方ともお念仏をご一緒し、WEB上に蓮の花が表示されるご遺跡マップに迎接院の花を咲かせることができました。
法然上人がお示しくださったのは、「南無阿弥陀佛」と称えることで、誰もが阿弥陀様にすくわれていく、お念仏の教えです。今もお浄土から私たちにお念仏の道を示し導いてくださっている法然上人に、心新たに向き合わせていただけるお念仏会でございました。 合掌